- 楽天モバイルの「スマホ下取りサービス」の仕組みやメリット(楽天キャッシュで還元!)
- どんなiPhoneが下取り対象?条件や査定基準(良品・損傷品の違いなど)を詳しく解説
- オンラインで完結!申し込みから楽天キャッシュ受け取りまでの具体的な流れ
- 楽天モバイルへの乗り換えと下取りをスムーズに同時に進める方法と注意点
- 少しでも高く買い取ってもらうための査定額アップのコツと事前準備
- 他社のiPhone下取り価格との比較(2025年4月時点)
- 下取りキャンペーンの活用法
機種変更の強い味方!楽天モバイルのiPhone下取りサービスとは?
「新しいiPhoneに買い替えたいけど、今使っているiPhoneはどうしよう…」
「下取りに出したいけど、手続きが面倒くさそう…」
「少しでも高く買い取ってもらいたいな…」
iPhoneを機種変更する際、古い端末の処分方法に悩む方は多いのではないでしょうか。そんな時にぜひ検討したいのが、楽天モバイルが提供する「スマホ下取りサービス」です。これが意外と便利でお得なんですよ。
このサービスは、使わなくなったiPhone(もちろん、Androidスマホも対象ですが、この記事ではiPhoneに絞って解説します)を楽天モバイルに送ると、査定額に応じた金額を「楽天キャッシュ」で受け取れるというもの。楽天キャッシュは、楽天市場でのお買い物はもちろん、楽天ペイを通じてコンビニやスーパー、飲食店など、街中の様々なお店で使える便利な電子マネーです。実質的に現金と同じように使える場面が多いのは嬉しいポイントですよね。
しかも、この下取りサービスはオンラインで手続きが完結し、楽天IDを持っている18歳以上の方なら誰でも申し込める手軽さも魅力。わざわざ店舗に出向く必要がないんです。
楽天モバイルユーザーじゃなくてもOK?
「楽天モバイルに乗り換えるわけじゃないんだけど…」という方もご安心ください。この下取りサービスは、楽天モバイルと契約していなくても利用可能です。もちろん、ドコモやau、ソフトバンクで購入したiPhoneや、Apple Storeで購入したSIMフリー版iPhoneなども、下取り対象機種に含まれていれば問題なく買い取ってもらえます。これは、かなり間口が広いサービスと言えるでしょう。
あなたのiPhoneはいくらに?下取り対象機種と査定基準を詳しく解説
では、具体的にどのようなiPhoneが下取り対象となり、どのように査定されるのでしょうか。
下取り対象となるiPhoneの条件
- 購入元: 楽天モバイルで購入したiPhoneはもちろん、ドコモ・au・ソフトバンクなどの他キャリアやApple Storeで購入したiPhone、SIMフリー版iPhoneも対象となります。
- 対象機種: iPhoneのどのモデルが対象になるかは、時期によって変動します。常に最新の情報は楽天モバイル公式サイトの「スマホ下取りサービス」ページで確認するようにしてください。基本的には比較的新しいモデルから数世代前のモデルまで幅広く対象となることが多いです。
- SIMフリー端末の扱い: SIMフリー端末を下取りに出す場合、現状ではApple製品(つまりiPhone)のみが対象となっている点には注意が必要です。
気になる査定基準:「良品」の範囲は?減額ポイントは?
楽天モバイルの下取り査定では、送られてきたiPhoneの状態をチェックし、主に以下の4段階で評価・ランク分けされます。このランクによって、最終的な下取り価格(楽天キャッシュの還元額)が決まります。
評価区分 | 内容 | 補足・注意点 |
良品 | 使用感が少なく、目立つ傷や不具合がない良好な状態 | 多少の生活傷や微細なスレ程度なら「良品」と判定されることも。基準は比較的緩やか? |
画面損傷品 | ディスプレイ(画面)に割れや深い傷があるが、タッチ操作など動作には問題がない状態 | 査定額は「良品」から大幅に減額されることが多い。 |
外装損傷品 | 本体(背面や側面)に大きな傷、深いへこみ、変形などがあるが、動作には問題がない状態 | こちらも査定額は大幅減額。フレームの歪みなども該当する場合あり。 |
下取り不可製品 | 電源が入らない、画面が全く映らない、アクティベーションロック等が解除されていない、水没反応あり、改造品、盗難・紛失届が出ている端末など | この判定になると、残念ながら下取り額は0円となり、端末は返却される(または処分)。 |
ここがポイント!
楽天モバイルの下取りでは、「良品」と判定される範囲が比較的広いと言われています。もちろん限度はありますが、通常使用に伴う避けられないような小さな傷や、光に当ててよく見ないとわからない程度のスレであれば、減額されずに「良品」価格で買い取ってもらえる可能性が十分にあります。過度に心配しすぎず、まずは申し込んで査定してもらう価値はあるでしょう。
ただし、画面の割れや、誰が見ても明らかな深い傷、大きなへこみなどがあると、査定額はガクッと下がってしまうことは覚悟しておく必要があります。
そして、最も重要なのが各種ロックの解除です。「iPhoneを探す」機能によるアクティベーションロックがかかったままだったり、おサイフケータイ(Apple PayのSuicaなど)の設定が残っていたりすると、それだけで「下取り不可」と判定されてしまいます。これは絶対に避けたいところですね。
オンラインで完結!下取り申し込みから楽天キャッシュ受け取りまでの全流れ
楽天モバイルのiPhone下取りは、以下のステップで進みます。すべてオンラインと郵送で完結するのが特徴です。
ステップ1:Webで簡単申し込み&本人確認
- まずは楽天モバイル公式サイトへアクセスし、「サービス」メニューなどから「スマホ下取りサービス」のページを探します。
- ページ内の「下取りを申し込む」ボタンなどから、楽天IDでログインします。
- 画面の指示に従って、下取りに出したいiPhoneの情報(機種名、容量、購入キャリア、IMEI(製造番号)、端末の状態など)を正確に入力していきます。IMEIは「設定」>「一般」>「情報」で確認できます。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)の画像をアップロードします。
- 申し込み内容を確認し、送信します。
- この申し込み完了時点で、入力した情報に基づいた仮の下取り見積額が表示される場合がありますが、これはあくまで目安です。最終的な査定額は、実際の端末を楽天モバイルが確認した後に確定します。
ステップ2:返送キット受け取りと端末の準備(ここが重要!)
- 申し込みが受け付けられると、通常3日~5日程度で、楽天モバイルから「返送キット」(専用の梱包箱や緩衝材、返送用伝票などが入ったもの)が、申し込み時に登録した住所宛に本人限定受取郵便で届きます。郵便局からの通知書に従って受け取りましょう。
- 【最重要】端末の事前準備: 返送キットが届いたら、下取りに出すiPhoneのデータを安全に処理し、スムーズな査定のために以下の準備を必ず行います。
- データのバックアップ: 写真、連絡先、アプリのデータなど、必要なデータはiCloudやパソコンに必ずバックアップを取っておきましょう。
- 各種アカウントからサインアウト: Apple ID(iCloud)、iMessage、FaceTimeなどからサインアウトします。
- アクティベーションロックの解除: 「iPhoneを探す」機能を必ずオフにします。「設定」> [自分の名前] > 「探す」>「iPhoneを探す」をオフ。Apple IDのパスワード入力が必要です。これを忘れると下取り不可になります!
- おサイフケータイ(Apple Pay)の削除: SuicaやPASMO、クレジットカード情報などをWalletアプリから削除します。
- すべてのコンテンツと設定を消去(初期化): 「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行し、iPhoneを工場出荷状態に戻します。
- SIMカードの取り外し: 挿入されているSIMカード(物理SIM)は必ず取り出しておきましょう。
- 梱包と返送: 返送キットに同封されている案内に従い、初期化済みのiPhone本体と、必要書類(本人確認書類のコピー、申込書など。キットの内容を確認)を梱包材で包み、箱に入れて封をします。返送用伝票を貼り付け、郵便局やコンビニなどから返送します。送料は無料です。
ステップ3:端末返送と査定結果の確認
- 返送したiPhoneが楽天モバイルの査定センターに到着後、専門スタッフによって端末の状態がチェックされます。査定には通常7営業日程度かかります。混雑状況によってはもう少し時間がかかる場合もあります。
- 査定が完了すると、申し込み時に登録したメールアドレス宛に査定結果(最終的な下取り金額)が通知されます。内容をしっかり確認しましょう。
ステップ4:楽天キャッシュ受け取り(時期と注意点)
- 査定結果のメールに記載された金額に同意すれば(特にアクションは不要な場合が多い)、手続きは最終段階へ。
- 金額確定後、約1ヶ月~1ヶ月半程度で、あなたの楽天IDに紐づいた楽天キャッシュ残高に、下取り金額がチャージされます。「思ったより時間がかかるな」と感じるかもしれませんが、気長に待ちましょう。楽天PointClubアプリなどで残高を確認できます。
- 【重要】査定後のキャンセルは不可! 査定結果メールを受け取った後、「やっぱり下取りをやめたい」「査定額に納得いかないから返してほしい」と思っても、基本的にキャンセルや再査定の依頼はできません。申し込み前に、この点を十分に理解しておく必要があります。もし査定額に不満がある可能性が高いと感じる場合は、他の買取業者なども比較検討した方が良いかもしれません。
- 下取り不可の場合: もし端末が「下取り不可」と判定された場合は、その旨がメールで通知され、端末は後日返却されます。
楽天モバイルへの乗り換えと下取りをスムーズに同時進行させる方法
楽天モバイルへの乗り換え(MNP)を考えていて、同時に古いiPhoneを下取りに出したい場合、どのように進めればスムーズでしょうか。
手順例とベストなタイミング
乗り換えと下取りは基本的に別々の手続きですが、以下の流れで進めると効率的です。
- MNP予約番号取得: まず、現在契約中のキャリアでMNP予約番号を取得します(有効期限注意!ワンストップ方式なら不要な場合も)。
- 楽天モバイル申し込み: 楽天モバイル公式サイトで、新しいiPhoneの購入(またはSIMのみ契約)とMNP転入を申し込みます。
- 【同時申し込み可】下取り申し込み: 楽天モバイルの契約申し込みと同じタイミングで、下取りサービスも申し込むことが可能です。もちろん、契約が完了した後から別途申し込むこともできます。
- 新iPhone受け取り・開通: 新しいiPhone(またはSIM)が届いたら、回線の開通手続き(MNP転入手続き)を行います。
- データ移行: 新旧iPhone間でデータを移行します(クイックスタートなどが便利)。
- 旧iPhoneの準備・返送: 新しいiPhoneへの移行が完了し、旧iPhoneが不要になったら、上記「ステップ2:返送キット受け取りと端末の準備」で説明した初期化・ロック解除などの作業を行い、返送キットで送付します。
ベストなタイミングは?
新しいiPhoneが手元に届き、データ移行が完了してから旧iPhoneの準備と返送を行うのが、一番安全で確実です。焦って旧iPhoneを先に送ってしまうと、データ移行ができなかったり、連絡手段がなくなったりする可能性があるので注意しましょう。
キャンペーン利用時の注意点
楽天モバイルでは、乗り換えや機種変更と下取りをセットで行うことで、楽天ポイントが追加で還元されるキャンペーンを実施していることがあります。
- キャンペーン条件の確認: これらのキャンペーンを利用したい場合は、必ず事前に楽天モバイル公式サイトでキャンペーンの詳細ページを確認してください。「下取り申し込み期間」「下取り成立期限」「対象機種」「エントリーの要否」など、細かい条件が設定されている場合が多いです。条件を満たさないとポイントが付与されないため、注意が必要です。
- 下取りキャンセル不可のリスク: 前述の通り、査定後のキャンセルはできません。もしキャンペーンのポイント目当てで下取りに出し、想定より低い査定額になったとしても、後戻りはできないことを理解しておきましょう。
【重要】下取り額を1円でも高くする!査定額アップのコツと事前準備
せっかく下取りに出すなら、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。査定額を最大化するためのポイントと、スムーズな手続きのための事前準備をまとめました。
端末をキレイに保つ!これが基本
- 普段からの保護: 日頃からiPhoneに保護ケースや画面保護フィルムを装着して使用することで、落下時の衝撃や日常的な擦り傷から守り、綺麗な状態を維持しやすくなります。これが結果的に高額査定につながります。
- 査定前のクリーニング: 返送前に、柔らかい布(マイクロファイバークロスなど)で、iPhone本体の指紋や汚れを優しく拭き取っておきましょう。見た目の印象が良くなる可能性があります。ただし、強く擦りすぎたり、アルコールなどの溶剤を使ったりするのは避けましょう。
事前準備:ロック解除・初期化・バックアップは確実に!
- 各種ロック解除の徹底: アクティベーションロック(iPhoneを探すOFF)は絶対に忘れないでください! これが査定で最も重要なチェックポイントの一つです。おサイフケータイ(Apple Pay)の削除も忘れずに。
- データの完全消去(初期化): 個人情報保護の観点からも、「すべてのコンテンツと設定を消去」による初期化は必須です。
- データのバックアップ: 初期化する前には、必ずiCloudやパソコンにデータのバックアップを取っておきましょう。
付属品は不要?最新価格のチェックも忘れずに
- 付属品(箱・充電器など)は基本的に不要: 楽天モバイルの下取りでは、基本的にiPhone本体のみが査定対象です。箱や充電ケーブル、イヤホンなどの付属品を一緒に送る必要はありません(送っても査定額には影響しないことが多いです)。
- 最新の下取り価格を確認: iPhoneの下取り価格は、市場の状況や新しいモデルの発売などによって常に変動します。楽天モバイル公式サイトで、申し込み時点での最新の下取り価格を確認し、納得できる価格かどうかを見極めましょう。もし他の買取業者の方が明らかに高額な場合は、そちらを検討するのも一つの手です。タイミングを見計らうことも重要です。
キャンペーン活用でポイントもゲット!
楽天モバイルでは、下取りサービス自体に加えて、乗り換えや機種変更と組み合わせることで楽天ポイントが付与されるキャンペーンを頻繁に実施しています。
例えば、「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」と下取りを組み合わせることで、下取り額(楽天キャッシュ)に加えて、最大で10,000ポイント(期間限定ポイントの場合あり)などが還元されるケースがあります。
これらのキャンペーンは、エントリーが必要だったり、特定の期間内に下取り申し込み・成立が条件だったりすることが多いので、利用したい場合は必ず楽天モバイル公式サイトのキャンペーンページで詳細を確認し、適用条件をクリアするようにしましょう。少しの手間で数千~1万ポイントが得られるなら、活用しない手はありませんよね。
他社のiPhone下取り価格と楽天モバイルを比較(2025年4月版)
楽天モバイルの下取りがお得かどうか判断するために、他のキャリアの下取り価格と比較してみましょう。ただし、価格は常に変動するため、あくまで参考としてご覧ください。(価格は「良品」判定時の上限額目安)
機種名 | 楽天モバイル (楽天キャッシュ) | ドコモ (dポイント) | ワイモバイル (PayPayポイント) |
iPhone 11 64GB | 9,000円 | 9,000円 | 18,000円 |
iPhone 12 64GB | 20,500円 | 18,000円 | 28,080円 |
iPhone 13 128GB | 34,800円 | 36,000円 | 36,000円 |
iPhone 14 128GB | 46,640円 | 43,000円 | 41,760円 |
iPhone 15 128GB | 63,890円 | 48,000円 | 55,440円 |
比較からわかること:
- 最新機種に近いほど、楽天モバイルの下取り価格が他社より高くなる傾向が見られます(例:iPhone 15)。
- 一方で、少し古い機種(例:iPhone 11, 12)では、ワイモバイルなど他社の方が高額になるケースもあります。
- 還元方法が楽天モバイルは楽天キャッシュ、他社はdポイントやPayPayポイントなど異なるため、自分が使いやすいポイント・キャッシュで受け取れるかも考慮点になります。
- 上記はあくまで「良品」の場合の上限額です。画面割れや外装の損傷がある場合は、どのキャリアでも査定額は大幅に下がります(半額以下になることも)。
したがって、「常に楽天モバイルの下取りが一番高い」とは限りません。お持ちの機種や状態によっては、他の買取サービス(中古スマホ専門店など)と比較検討することも有効です。
まとめ:楽天モバイルの下取りを賢く活用して、お得に機種変更しよう!
楽天モバイルの「スマホ下取りサービス」は、
- オンラインで手続きが完結する手軽さ
- 楽天キャッシュで還元される利便性 (楽天経済圏ユーザーには特に嬉しい)
- 他社で購入したiPhoneも対象となる間口の広さ
- (条件を満たせば)乗り換え時のキャンペーンポイントも併用できるお得さ
といった多くのメリットを持つ、非常に便利なサービスです。
下取り額をできるだけ高くするためには、日頃からiPhoneを大切に扱い、傷つけないように心がけること、そして返送前の事前準備(ロック解除、初期化、クリーニング)を丁寧に行うことが何よりも重要です。
また、下取り価格は変動するため、公式サイトで最新情報をチェックし、実施中のキャンペーン情報も見逃さないようにしましょう。お持ちの機種によっては、他社の買取サービスと比較検討することも賢明です。
機種変更時の古いiPhoneの処分に困っている方、少しでもお得に新しいiPhoneを手に入れたいと考えている方は、ぜひ楽天モバイルのiPhone下取りサービスを活用して、賢く、スムーズな機種変更を実現してくださいね!
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