海外81の国と地域で使える!楽天モバイルの国際ローミングサービス

楽天モバイル

楽天モバイルの国際ローミングサービスは、海外旅行や出張の強い味方です。手持ちのスマホをそのまま海外で使えるため、現地でSIMカードを購入したり、Wi-Fiルーターをレンタルしたりする手間が省けます。毎月2GBまで追加料金なしで使える点も大きな魅力ですよね。

この記事で分かること
  • 楽天モバイルは海外81の国と地域で利用可能(2025年3月現在)
  • 毎月2GBまで追加料金なしでデータ通信ができる
  • 月をまたぐと無料枠がリセットされる(例:3月2GB、4月2GBの計4GB使用可能)
  • 海外でもテザリングが可能
  • Rakuten Linkアプリ同士なら国際通話・SMSが無料

この記事では、楽天モバイルの国際ローミングサービスについて、設定方法から利用上の注意点まで詳しく解説します。海外でスマホを快適に使うためのノウハウも盛りだくさんなので、ぜひ最後までお読みください。

国際ローミングとは?初めての方にもわかりやすく解説

国際ローミングとは、日本で契約している携帯電話回線を海外でも使えるようにするサービスのことです。「ローミング(roaming)」という言葉は「さまよう」という意味の英語で、自分の契約しているキャリアのサービスエリア外でも通信できることを表しています。

海外では日本の携帯電話会社の基地局がないため、現地の通信会社と提携して、その設備を借りることで通信を可能にしています。ドコモ、au、ソフトバンク、そして楽天モバイルも、世界各国の通信会社と提携関係を結んでおり、海外でもスマホが使えるようになっているのです。

以前は海外でスマホを使うと高額な請求が来るというイメージがありましたが、楽天モバイルでは毎月2GBまで追加料金なしで利用できるため、安心して使うことができます。しかも、使い過ぎても速度制限がかかるだけなので、思わぬ高額請求に驚くことはありません。

楽天モバイルの国際ローミングサービスの特徴

利用可能な国と地域

楽天モバイルの国際ローミングは、2025年3月19日時点で海外81の国と地域で利用できます。主要な観光地や出張先はほとんどカバーされており、アメリカ本土やハワイ、イギリス・イタリア・ギリシャ・スペイン・フランス・ドイツなどのヨーロッパ諸国、中国・韓国・台湾・香港などのアジア地域、オーストラリア、ロシア、インドなど、幅広い地域で利用可能です。

楽天モバイルは現在81の国と地域に対応していますが、今後拡大する可能性もあるでしょう。

毎月2GBまで追加料金なし

楽天モバイルの国際ローミングサービスの最大の特徴は、毎月2GBまで追加料金なしでデータ通信が利用できることです。そもそも楽天モバイルの料金プランは、データ使用量に応じて料金が決まる従量課金制で、月3GBまでは1,078円です。海外では2GBまで追加料金なしで使えるため、この範囲内に収めれば、月額料金以外の出費はありません。

また、データ使用量は月単位でカウントされるため、月をまたいで海外旅行をする場合は使用量がリセットされます。例えば、3月25日から4月5日まで旅行する場合、3月で2GB、4月で2GBの合計4GBまで追加料金なしで利用できます。

2GBを超過すると、通信速度が最大128kbpsに制限されます。この速度では、テキストのみのLINEやメールは送信できますが、WebサイトやSNSの閲覧は非常に困難になります。ただし、追加で容量を購入すれば、速度制限を解除できます。追加料金は1GBあたり税込500円です。

海外でもテザリングが可能

楽天モバイルを海外で使用中も、テザリングができます。設定方法や使い方は日本にいるときと同じです。このため、ノートパソコンやタブレット、ゲーム機などもインターネットに接続できます。

複数人で海外旅行する場合は、1人のスマホに楽天モバイルのSIMを入れ、他の人はそのスマホからテザリングして通信するという使い方も可能です。ただし、テザリングは接続が切れやすく、常に一緒にいないと通信できないというデメリットもあります。

また、テザリングを利用すると、データ通信量が多くなりがちですので、2GBの無料枠をすぐに使い切ってしまう可能性があることに注意しましょう。

Rakuten Linkアプリを使った無料通話

楽天モバイルユーザーなら知っているRakuten Linkアプリですが、これは海外でも活躍します。Rakuten Linkアプリ同士であれば、海外でも通話・SMSが無料です。

Rakuten Linkアプリを使用する際は、海外ローミングエリアの通信事業者、またはWi-Fiに接続する必要があります。海外ローミングエリアの通信事業者を利用する場合は、まず海外ローミング(データ通信)の設定を行う必要があります。

楽天モバイルの国際ローミングを利用するための設定方法

楽天モバイルの国際ローミングを利用するためには、出発前と到着後に設定が必要です。手順を詳しく見ていきましょう。

出発前の設定(my 楽天モバイル)

  1. 「my 楽天モバイル」にログインします。
  2. 「契約プラン」画面から「プランに含まれるオプションサービス」の「国際」を開きます。
  3. 「海外ローミング(データ通信)」がONになっていることを確認します。初期設定ではONの状態ですが、OFFになっていた場合はONに変更し、「変更する」をタップします。

また、OS標準の電話アプリを海外で使用する場合は、「国際通話・国際SMS(海外でOS標準の電話アプリ・メッセージアプリ利用時)」もONにしておく必要があります。こちらも初期設定ではONの状態です。

現地到着後の設定(スマートフォン)

  1. スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
  2. 「ネットワークとインターネット」をタップします。
  3. 「モバイルネットワーク」をタップします。
  4. 「ローミング」をONにし、確認メッセージが表示されたら「OK」をタップします。

これで海外でもデータ通信ができるようになります。なお、製品やOSのバージョンによって表示が異なる場合がありますので、ご注意ください。

データ通信量の確認方法

海外での通信量は「my 楽天モバイル」アプリから確認できます。出発前にアプリをインストールしてログインしておきましょう。

トップページの「パートナー回線(海外)」の欄で、無料容量があと何GB残っているかが確認できます。詳細ページでは、当月・先月の合計使用量や日別の使用量も確認可能です。

楽天モバイルの国際通話サービス

楽天モバイルでは、海外滞在中に電話を利用する方法として、「Rakuten Linkアプリ」とOS標準の電話アプリの2つの選択肢があります。

Rakuten Linkアプリを利用する場合

Rakuten Linkアプリを使用するには、海外ローミングエリアの通信事業者またはWi-Fiに接続している必要があります。また、「my 楽天モバイル」の契約プラン画面で「国際通話・国際SMS」がONになっていることを確認してください。

Rakuten Linkアプリ同士の通話は無料です。また、「国際通話かけ放題」オプションに加入している場合は、Rakuten Linkからの発信で海外指定66の国と地域への通話がかけ放題になります。

OS標準の電話アプリを利用する場合

OS標準の電話アプリを海外で使用するには、「my 楽天モバイル」で「国際通話・国際SMS(海外でOS標準の電話アプリ・メッセージアプリ利用時)」をONにする必要があります。

海外からOS標準の電話アプリで電話をかける場合は、「+」→「国番号」→「電話番号」の順番で入力します。「+」の代わりに「010」を利用することはできません。

なお、一部のエリアではVoLTE海外ローミング(4Gネットワークを利用した通話)を利用できます。詳細は楽天モバイルの公式サイトで確認してください。

楽天モバイルを海外で使う際の注意点

楽天モバイルを海外で快適に使うためには、いくつかの注意点があります。

対応エリアの確認

楽天モバイルの海外ローミングは、海外指定81の国と地域でのみ利用できます。対象外の国と地域では、海外ローミングで通信はできません。旅行前に自分の渡航先が対応エリアかどうか確認しておきましょう。

データ通信量の管理

海外では2GBまで追加料金なしで使えますが、それを超えると速度制限がかかります。データ通信量を節約するために、以下のことを心がけましょう:

  1. ホテルや公共施設のWi-Fiを積極的に利用する。
  2. 不要なアプリのバックグラウンド通信をオフにする。
  3. 動画視聴は必要最小限にする。
  4. 大容量のダウンロードは日本出発前やWi-Fi接続時に行う。

高額請求を避けるために

楽天モバイルは2GB以上使用しても速度制限がかかるだけで、知らないうちに高額請求になることはありません。ただし、国際通話・国際SMSには利用限度額(20,000円)が設定されています。

相手国の電話会社のガイダンスに接続した場合や呼び出し音が鳴った場合など、相手国の電話会社の通信事情などにより(フリーダイヤルで無料と案内された場合でも)通話・通信料が発生することがあるため注意が必要です。

接続できない場合の対処法

海外で楽天モバイルが接続できない場合は、以下の点を確認しましょう:

  1. スマートフォンの設定で「ローミング」がONになっているか確認する。
  2. 「my 楽天モバイル」アプリで「海外ローミング(データ通信)」がONになっているか確認する。
  3. 機内モードをON/OFFして再接続を試みる。
  4. 手動でネットワークを選択し直す。

他社の海外サービスとの比較

楽天モバイルの国際ローミングサービスは、他社と比べてどうでしょうか。検索結果によると、ahamoは91の国と地域で使えるとのことで、楽天モバイルの81の国と地域よりも若干多いようです。

ただし、楽天モバイルの毎月2GBまで追加料金なしという特徴は大きな魅力です。また、Rakuten Linkアプリ同士の無料通話も、頻繁に国際通話をする方には便利な機能でしょう。

まとめ:楽天モバイルの国際ローミングサービスの魅力

楽天モバイルの国際ローミングサービスは、海外81

の国と地域でスマホをそのまま使える便利なサービスです。毎月2GBまで追加料金なしで使えるため、短期の海外旅行であれば十分なデータ量といえるでしょう。月をまたぐ場合は使用量がリセットされるため、より多くのデータを無料で使えます。

海外でもテザリングができるため、ノートパソコンやタブレットなども接続できます。また、Rakuten Linkアプリ同士なら国際通話・SMSが無料なのも大きな魅力です。

出発前には「my 楽天モバイル」アプリで設定し、到着後はスマートフォンの設定でローミングをONにするだけで利用できます。データ通信量は「my 楽天モバイル」アプリで簡単に確認できるため、使い過ぎの心配もありません。

海外旅行や出張の際は、ぜひ楽天モバイルの国際ローミングサービスを活用してみてください。手持ちのスマホをそのまま使えるため、現地でのSIM購入やWi-Fiルーターのレンタルの手間が省け、より快適な海外滞在が実現できるでしょう。

※最新情報は必ず楽天モバイルの公式ページにてご確認ください。

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